NEKOSHIMA猫島刺繍

Theme “When You Wish Upon a moon”

テーマは「月に願いを」

作品1

古来より、赤い月は不吉なことが起こる前兆とされてきました。
赤＝火（噴火・地震）を連想させることからだとか？
今回の作品は、虹色に輝く月。
虹は様々な変化をもたらす幸運のサインです。
そんなお月様に、「明るい未来が来ますように！」
そうお祈りするカップルの猫を描いたものです。

月部分は、ハブラシのように糸が立ったフワリ刺繍という手法です。
立体的で、糸の柔らかさを感じていただける特殊な刺繍です。
単に埋めるだけでは面白くないので、ペイズリー柄で月を表現してみました。
その毛先部分に、昇華プリント（熱転写）を用い、虹色に着色しております。
このフワリ刺繍とプリントの組み合わせは、弊社独自開発のものです。
猫はワッペン状のものを作り、身体の下部分のみを固定し、その上から合革を草の形にレーザーカットしたものを被せて、奥行き感・立体感を表現しております。

作品2

月は満ちたり、欠けたりで、その時々で様々な表情を見せてくれます。
それは、人間の一生に例えられることもしばしば。
ジグソーパズルのように、1つのピースを組み合わせて行くことで、満月へと成長。赤ちゃんから大人へ・・・そんなイメージで作ってみました。
数色のピースをワッペン状に作り、それを組み合わせて月を表現してみました。
刺繍を使った、新しい「遊び」のご提案です。

刺繍は様々な表面変化を生み出すことが出来る表現手法です。
糸・生地等の素材や刺し方を工夫することによって、まだまだ新しい作品の創造が出来ると思います。
様々な刺繍作品をご覧いただき、糸を使ったアートの世界に興味をもっていただけると幸いです。